雪かきをしたら肩が痛くなってきた・・・
首・肩の痛み
2020年2月11日
先週からの降雪に伴って雪かきをして肩が痛くなった、あるいは上がらなくなったという患者さんが何名かいらっしゃいました。
そして問診や検査の結果。その痛みの原因は多くが同じものであると考えられました。
原因とは?
結論から言うと、「上腕二頭筋長頭腱炎」というものでした。
上腕二頭筋とはいわゆる力こぶの筋肉で、「長頭」と「短頭」の2つの頭からなります。
そして長頭の方は腱がひもの様になっていて、腕の骨のくぼみにはまっています。
これがたくさん筋肉を使うと骨の溝と擦れて炎症が起きます。
稀に短頭や、その仲間にあたる「烏口腕筋」(うこうわんきん)に炎症が起こる事もありますが今回は割愛します。
どういう動きでなるの?
上腕二頭筋の作用は次の3つです。
1.肘を曲げる
2.肩を前に上げる
3.腕を外側に回す(ドアノブを捻る様な動き)
更に、カイロプラクティックの考えでは肩が前方にずれない様に引き留める働きがあると考えます。
治療法は?
当院ではこの様な場合
・電気治療で患部を緩める
・鍼治療で血液を集めて、その中にいる白血球が壊れた組織を食べて修復を早める。
・アクチベーターというカイロプラクティックの道具で位置の異常を整える。
・アイシングの指導をする。
・少し落ち着いたら肩と関連する首の治療も行う。
そして炎症によって壊れた組織を早く回復させる為に、AT miniという携帯式の電気治療をお勧めしています。
これは「微弱電流」あるいはマイクロウェーブというもので感じないくらいの電気を寝るときに一晩中つけてもらいます。
捻挫や肉離れなどの炎症が起こっている時には非常に有効な機械です。