交通事故後に背中が張ってきた・・・
交通事故治療腰痛・坐骨神経痛
2020年1月11日
先日の症例ですが、交通事故にあわれて少ししてから背中が凝ってつらいという方がいらっしゃいました。
これは「横隔膜の過緊張」の可能性があります。
横隔膜と背中の張りの関係は?
横隔膜はみぞおちのあたりにあってドーム型をしていて、これが伸び縮みする事で呼吸をしています。
息を吸う時にはドーム型が平坦になり胸腔が広がって空気が入ってきて、息を吐くときには再びドーム型になって空気が出て行きます。
また横隔膜は腰椎の2番目と3番目あたりにくっついているので、過緊張状態にあると腰椎が引っ張り出されて、腰椎の正常なカーブが失われて背中の張りや腰痛を引き起こします。
交通事故でなぜ横隔膜に影響が出るの?
横隔膜は筋肉で(焼き肉ではハラミと言います)筋肉には必ず神経が通っています。
横隔膜の場合には「横隔神経」という神経が通っていて、この横隔神経は首から来ています。
頚椎は7個ありますが、その中の3~5番目の頚椎から出る神経が横隔神経の出所です。
ですので、交通事故のむちうちで首をけがすると神経も障害され、その神経がコントロールする横隔膜が影響を受けます。