坐骨神経の癒着
腰椎椎間板ヘルニア腰痛・坐骨神経痛
2019年11月10日
坐骨神経は人体で最も長く太い神経です。腰から出た神経が殿部を通り、太ももの裏を降りていき、膝の裏の少し上で二つに分かれ最終的に足まで走行しています。私自身解剖実習でこの辺りを見たのですが、殿部は特にニチャニチャしていて、その間を通る坐骨神経は癒着が起きやすいなと感じました。
坐骨神経は通常たるみがあり体が動いた時に突っ張らないようにしていますが、神経が回りの組織と癒着を起こすとそこで動きがストップされ痛みが出ます。特に癒着が起きやすい所が下の図で〇で囲んだ場所です。
癒着が起きると引き延ばされた時に痛みが出るのと、神経自体も栄養が遮断為れるため浮腫んでそこを押されるとツーンと痛みが出ます。
これをニューラルバッド(神経の蕾)と呼びます。
当院では必要に応じて「ニューラルマニュピレーション」という神経のむくみを取る施術を行っています。