深部感覚受容器

感覚を感じているのは皮膚だけではありません。

深部感覚といって、筋肉や腱、関節には深部感覚受容器というセンサーが備わっています。

これにより筋肉が一定以上に伸ばされない様に、あるいは関節が正常な可動域を超えないようにコントロールしています。

深部感覚受容器は長患いした場所ではセンサーが異常になっている事があります。

上がってくる情報が正しくないので、当然下る情報も誤ってしまい、本来あるべき位置ではない所を正常な位置だと思い込んでしまいます。すると更に歪みが生じアンバランスになり歪みが歪みを生む悪循環となります。

どこかでこの悪循環を断ち切らなければなりません。

ここで使うのがアクチベーターと呼ばれる道具です。

深部感覚受容器が異常になっている所をパチンと調整することで深部感覚受容器がリセットされます。

受けた方は何か押された感じがするだけですが、特定の周波数で振るわせています。

アクチベーターはメソッドとして確立されていて、特にセンサーが狂いやすい所をピックアップして診ていきます。

これだけで治ることは少ないですが、治療の最後に仕上げで行うことで深部感覚受容器をリセットし、正しい位置を長持ちさせることで出来ると考えています。