症例 ~むち打ち~
交通事故治療
2018年9月15日
現在通院されている患者さんの症例です。
交通事故でむち打ちになってしまい、肩の横側がしびれる方がいらっしゃいます。検査の結果、これはむち打ちで首が振られる時に最も損傷されやすい第5頚神経が障害された為でした。
神経は背骨から出ていきそれぞれ行き先が決まっているので、感覚が鈍い(逆に鋭くなることもあります)場所から障害のある箇所をあみだくじの様に元を辿ることができます。構造上よくダメになるのが第5と第6の頚の神経です。
因みにもし6番目の頚の神経が障害されると肩甲骨の内側がピリピリ感したり、一枚布をかんだ様な感じで鈍くなったりします。
この様に痛みのある場所と違う場所に原因があることがありますので、初回の問診検査には特に注意をして治療に当たっています。また少し複雑で口だけで説明されても分かりにくいと思いますので、ホワイトボードや模型を使って説明する事でご自分の状態を理解して頂き、治療法やリハビリプログラムをご提案しています。