【症例】親指の痛み

部活で親指をケガした学生が来院しました。

親指の付け根(MP関節)の小指側の靱帯(尺側側副靱帯)を損傷するもので、親指が過度に反ってしまった際に起きます。これを「ゲームキーパーサム」と言います。

※昔のイギリスで狩猟時に素手でウサギの首を捻る時にこの場所を痛める人が多かったことからこの名前が付けられました。サッカーのゴールキーパーではありません。

スキーでストックが引っかかった場合や野球の捕球時に受傷することが多いので、別名「スキーヤーサム」とも呼ばれます。

症状は次の通りです。

・関節の痛み

・腫れ

圧痛

・関節のぐらつき

受傷してから日の浅くて、靱帯が完全に断裂していない場合にはギプスやテービングで固定します。

当院ではプロアスリートも使用する最高性能の電気治療器(アキュスコープ)により炎症と痛みを抑えます。