産後の腱鞘炎
指・手首の痛み
2022年5月29日
【症例 産後の腱鞘炎】
産後の腱鞘炎(ドケルバン病)の原因は次ぎの通りです。
1.出産でエストロゲンの量が減って、腱がむくみやすくなる為。(閉経後も同じです)
2.授乳やお風呂を入れる際に赤ちゃんの頭を支えるのに手や指を使う為
3.家にいる時間が多くスマホを長時間使用する為
ホルモン量が戻るまでに約6ヶ月かかるため、それまでは消炎鎮痛薬や湿布で様子を見る事になります。
また、サポーターも有効ですのでオススメのサポーターを紹介します。
「ミューラー サムスタビライザー JP+」 約3000円
※水仕事をされる方には「手首らーく」がオススメです。ゲル素材で出来ています。
これで半年をしのいでホルモン量が戻ってくれば通常は良くなりますが、それでも痛みがある場合にはステロイドの注射をします。
ステロイドは腱がもろくなったり、感染症のリスクが高まる等のリスクがあるので、3回くらいまで(3回以内で約70%は改善されるそうです)となっておりそれでもダメな場合は手術で狭くなった腱鞘を開きます。