トリガーポイント治療
腰痛・坐骨神経痛首・肩の痛み
2020年4月13日
先日「トリガーポイント治療」についてどのような治療ですか?
と質問を受けました。
トリガーポイントとは?
「トリガー」とは「引き金」という意味ですので、あるポイントを押すとそこから痛みが広がっていく場所を指します。
筋肉によって痛みの広がる場所に特定のパターンがあり、英語の原著ではとても分厚い本に体系づけられています。
トリガーポイント治療を考えたTravellとSimonはトリガーポイントを次の様に定義しています。
「骨格筋内で触知できる索状部位にある硬結で過敏で痛みの強い限局した部位」
→筋肉の中でスジスジした場所にあるコロコロしていて押すとすごく痛い所
という意味です。
トリガーポイントには1次トリガーポイントと2次トリガーポイントがあります。
トリガーポイントが広まったきっかけ
トリガーポイントが一般に広まったきっかけとなったのは「ジョン・F・ケネディ」元アメリカ大統領です。
昔ケネディさんが魚雷船に乗っていて背中に傷を負ってしまい、治療後もしばらくその痛みは残っていました。
そこでケネディさんにトリガーポイント治療を行った所症状が改善し、これをきっかけにトリガーポイント治療が世に広まって行きます。
その時治療を行ったのがTravellという人で、後にSimonという人がトリガーポイント治療を体系づけました。
トリガーポイント×鍼治療
元々は注射針を使って「キシロカイン」という局所麻酔薬をトリガーポイントに注入していました。
その後東洋医学の鍼でトリガーポイントを刺激しようと考え、「ドライニードルテクニック」と呼ばれるようになります。(注射の方はウェットニードル)
欧米では理学療法士(PT)がドライニードルテクニックを多く行っています。
どの筋肉に使うの?
主に肩周りと腰周りの筋肉に使います。
肩
・大円筋
・肩甲下筋
腰
・中殿筋
・小殿筋