肩コリにも「クラニオセイクラルセラピー」を使用します
自律神経の不調首・肩の痛み
2020年3月25日
先日慢性の肩こりの方に「クラニオセイクラルセラピー」というソフトな頭蓋骨の調整をしていた所、「なぜ肩こりなのに頭を触るのですか?」と質問されました。
肩周辺で最も大きな僧帽筋
首肩周りで最も大きな筋肉で「僧帽筋」という筋肉があります。
この筋肉は首から肩を通って背中まで広く覆っていって、大きな筋肉ですのでここに疲労が溜まるとその影響も大きくなります。
特にデスクワークなどで肩を上げている、あるいはすぼめた様な体勢でいると疲労が溜まってコリとなります。
僧帽筋を支配している神経は?
筋肉には必ず神経が通っていて、脳からの信号が神経を伝わって筋肉が動きます。
今回の僧帽筋を支配している神経は「副神経」という神経です。
副神経は脳から出ている脳神経の1つで、次の筋肉に指令を伝えています。
・僧帽筋
・胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
クラニオセイクラルセラピーをやるとなぜ良いの?
筋肉は物理的に使えばもちろん疲労しますが、神経が正しく通って無くても不調が出てきます。
その「不調」の原因として神経の通り道が狭くなってしまうことが挙げられます。
特に脳神経は頭蓋骨の狭い孔をくぐり抜けて首まで来ていて、この孔が狭くなりやすいのです。
副神経の場合は「頚静脈孔」(けいじょうみゃくこう)という孔を通り、頭蓋骨の「後頭骨」と「側頭骨」という骨の境目に頚静脈孔があります。
つまり後頭骨と側頭骨を引っ張り頚静脈孔を広げ、神経の通り道を確保する目的で、クラニオセイクラルセラピーを行います。