めまいを訴える方が増えています
その他自律神経の不調
2020年3月11日
めまいを治療する場合、まず病院での検査をおすすめします。
まずは怖い原因を除外する必要があるからです。
病院では頭を動かしてめまいが起こるか、フィレンツェル試験という大きな眼鏡をして眼振が無いか、その場で目をつぶって足踏みをしてズレないか、聴力の検査などを診ると思います。
そこで診断のつかないものや、診断がついても薬での治療しかないものについては東洋医学が功を奏する場合があります。
西洋医学的なめまいの原因
耳鼻咽喉科
・良性発作性頭位めまい症
エプリー法という耳石を外す体操を指導されます。
・前庭神経炎
・メニエール病
(・起立性調節障害)
整形外科
・頚性めまい
頭の付け根付近で脳につながる「椎骨動脈」が圧迫され、脳への血液供給が減り起こります。
これは「後頭下筋群」という頚の一番奥にいる筋肉に圧迫されて起こります。
交通事故などの外傷の他、デスクワークやスマホで下を向く動作でも張ってきます。
その他
自律神経失調症によるもの
東洋医学での分類
1.肝陽亢進タイプ
主にストレスなどの感情の高ぶりにより起きます。
2.痰濁タイプ
脂っこい物やお酒の食べ過ぎ、飲み過ぎで起きます。
3.気血両虚タイプ
疲労が溜まっていると起きやすくなります。
4.腎精不足タイプ
老化で起きやすいです。
5.外感タイプ
暑さなどで気血が損傷された場合に起きます。
この5つのタイプに分類して鍼治療を行います。
さらに自律神経の乱れも関係していそうな場合には当院が行っている「クラニオセイクラルセラピー」という頭蓋骨の調整を追加します。
ちなみに東洋医学では各季節と内臓が対応していて、春は肝が高ぶりやすい季節になり先にご説明した5つのタイプのうちで1の肝陽亢進タイプが多くなります。