ぎっくり腰の前兆
腰椎椎間板ヘルニア腰痛・坐骨神経痛
2019年11月20日
最近の気温の低下と共にぎっくり腰が増えていて、これには前兆があります。
まず一口に「ぎっくり腰」と言っても原因はいくつかあります。その中で多いのが「椎間板症」によるものです。
これは背骨と背骨の間のクッションの役目を果たす「椎間板」の中の「髄核」という部分が神経に当たって痛みを発するものです。髄核が外に飛び出さなくても椎間板の周りに張り付いている「脊髄洞神経」が圧迫を感じ取り痛みを感じる事もあります。
せきやくしゃみでをすると腹筋を使い腹圧というお腹の中から押し出す圧が高まります。そうすると椎間板にも圧がかかり髄核が押し出されやすくなります。これを「バルサルバ徴候」と言い、問診で必ず聞く質問です。
椎間板症の方ではせきやくしゃみ、排便時のいきみで腰がピリッと響くことが多いですので、このタイプのぎっくり腰ではこのような前兆症状があります。