椎間板ヘルニアの形態による分類
腰椎椎間板ヘルニア腰痛・坐骨神経痛
2018年4月5日
椎間板ヘルニアとは、椎骨と椎骨の間のクッションとなっている椎間板の一部である髄核が中から押し出したり、飛び出てしまったもので、形態により3つに分類します。
- 膨隆・・・最も多い症例で整形外科で椎間板の初期の状態、椎間板になりかけている、椎間板症と言われた場合はこれに当てはまります。MRIで3mm~5mmまでの突出として確認され、痛みが腰から臀部の上部までで止まっているます。咳くしゃみで痛みが出ます。
- 突出・・・痛みが太ももや足の方まで及びます。MRIで5~8mmぐらいまで大きく突出しています。
- 飛び散ったもの・・・腰の痛みはなく、下肢の痛み痺れが強いです。
当院では2の突出タイプまででしたら対応できます。中には排尿や排便がしにくくなる方がいらっしゃいます。これを膀胱直腸障害と言い、ここまで来ると一般的には手術の適応となります。